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プルーフリードが行われるケースとは? 翻訳作業に必要な理由を解説

翻訳作業において、納品前の最終段階に行うクオリティチェックのことを“プルーフリード”または、“プルーフリーディング”といいます。

このプルーフリードは、契約書やプレゼン資料、技術書などを翻訳する際に必ず行います。

提出された訳文が、“本当に完成品として提出していいか”を判断する最終工程になるため、プルーフリードは最も重要な作業といわれています。

「自社で翻訳を依頼する際に、プルーフリードは必要だろうか」「翻訳作業にプルーフリードが必要な理由を知りたい」と考える担当者の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、プルーフリードが行われるケースや、翻訳作業に必要な理由について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.プルーフリードが行われるケース
  2. 2.プルーフリードが必要とされる理由
    1. 2.1.①シチュエーションに適した自然な表現にするため
    2. 2.2.②直訳調から脱するため
  3. 3.まとめ



プルーフリードが行われるケース

プルーフリードは、ネイティブチェックが終了したあとに、さらに読みやすく、完成品として納品するに値するかどうかをチェックする作業のことです。

原文と訳文を見比べるだけの単純な作業ではなく、スペルミスや誤訳のチェックはもちろん、文章の質や表現方法も確認します。そして、より正確で適切な表現が見つかったときには、修正を行います。

文章構造・文章表現の最適化をして、自然で分かりやすく正確な翻訳を行いたい場合には、プルーフリードを行うことが必要となります。


▼プルーフリードが行われるケース

  • プレスリリース記事
  • IR資料
  • 学術論文
  • 法務・契約書
  • 金融・会計資料
  • 技術書


担当者のなかには、翻訳後に行う訳文チェックでは、ネイティブチェックのみで十分だと思っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、ネイティブチェックの担当者に専門知識がない場合は、スペルや文法の間違いは指摘できても、文章表現や読みやすさを指摘できないことがあります。

プルーフリードとネイティブチェックで確認する内容の違いを把握して、プルーフリードを行う場合とネイティブチェックのみでよい場合について理解しておくことが重要です。


▼プルーフリードとネイティブチェックで確認する内容

プルーフリード
ネイティブチェック
  • 誤字・脱字・文法の修正
  • 表記・略語の一貫性のチェック
  • 読みやすい文章へのブラッシュアップ
  • 校正者が見落とした微細な文法ミスの修正
  • 誤字・脱字・文法の修正
  • 原文の意図・表現を尊重した文章への修正


ネイティブチェックでは、誤字・脱字の修正や、原文の意図がそのまま伝わるように文章を確認・修正します。

一方、プルーフリードでは、誤字・脱字や文法の修正のほかに、一貫性のある表記への修正、読みやすい文章にするための修正なども発生します。

そのため、原文の内容に関する専門知識や、洗練された文章にするためのライティングスキルなども求められます。



プルーフリードが必要とされる理由

プルーフリードは、スペルミスや誤訳がないのはもちろんのこと、説得力のある洗練された訳文にするために必要とされています。

そのほかにも理由はありますが、ここではそのうちの2つを紹介します。


①シチュエーションに適した自然な表現にするため

企業のIR資料や海外向けのリリース情報、医学の学術論文などを翻訳する場合には、シチュエーションに適した自然な表現にすることが求められます。

これらの翻訳は、スペルや文法のミスがなければ形式的に問題のない訳文となりますが、それだけでは本来伝えたかった意味が伝わるとは限りません。


②直訳調から脱するため

日本人が英語を翻訳する場合、日本語と英語の両方を理解していることから、“直訳調”になりやすいといわれています。

日本語の場合は、冠詞・単数形・複数形などの使い方が曖昧なままでも意味が通じることがあります。しかし、英語の場合はネイティブの感覚でしか分からないケースもあるため注意が必要です。

仮に、契約書に翻訳ミスがあった場合は、正しく意図が伝わらない可能性があります。不明瞭なまま締結することで、のちのちトラブルが起きたときには対処できずに損失が出たり、企業の信頼を失ったりするケースも十分に考えられます。

これらのようなリスクを回避するためにも、原文の意図を正しく伝えつつ、違和感のない訳文にするためのプルーフリードを行うことが重要です。



まとめ

この記事では、プルーフリードについて以下の内容を解説しました。

  • プルーフリードが行われるケース
  • プルーフリードが必要とされる理由

プルーフリードは、重要な資料や機密文書をはじめ、ミスが許されないジャンルの翻訳においては必須の作業といえます。

ネイティブチェックに加えてプルーフリードを行うことで、シチュエーションに適した自然な表現を実現して、洗練された訳文を完成させることが期待できます。

インターグループ』では、品質を重視した翻訳を提供しています。各工程においてチェッカーやプルーフリーダーなどのエキスパートが作業を担当して、高品質な翻訳を行います。
サービスの詳細については、こちらまでお気軽にご相談ください。

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